こんにちは、澤本です。
さて、今回はタイトルにもあるとおり、ブライトリングのアイコニックな存在として有名な「クロノマット」をご紹介致します。
誕生の元となったのは1983年にイタリア空軍「フレッチェ・トリコローリ」とのコラボレーションにより誕生した”フレッチェ・トリコローリ・クロノグラフ”となります。
「フレッチェ・トリコローリ」が自分達で使用する時計のコンペを開催し、様々な時計ブランドがそのコンペに参加、ブライトリングはその中でも唯一、現地に飛び立ちパイロット達が使用する上で必要な情報をヒアリングし制作。
その後、公式時計として採用されて納入されました。
翌1984年、ブライトリング100周年を祝す機会に”フレッチェ・トリコローリ・クロノグラフ”をベースとして一般向けに販売を開始したのが「クロノマット」、ブライトリングが築き上げてきた技術が改めて世の中に知れ渡ることになります。
クオーツ式時計が普及して機械式時計が下火になっていた当時、機械式時計への注目が改めてされることになったきっかけにもなる大ヒットとなりました。
「クロノマット」とは、「クロノグラフ」と「オートマチック(自動巻き)」を組み合わせた造語です。
過去、1942年初の「クロノマット」は「クロノグラフ」と「マテマティック(数学)」を組み合わせた造語だったので意味合いが異なりますが、ブランドとして思入れ深い伝説的な名前を冠したコレクションとなり、ブランドの新たなアイコニックな存在となりました。
今回、ご紹介する「クロノマット B01 42」はルーツを辿ったクロノグラフ・ウォッチである”フレッチェ・トリコローリ・クロノグラフ”からインスパイアされたものとなります。
過去のデザインや思いと現代の技術や解釈を取り入れた組み合わせたは、”モダンレトロ”というブライトリングの現在のテーマとリンクします。
現在の技術では、切削技術の向上やダイヤルカラーの技術の向上から幅広い加工や表現が広がっています。
今回はその中で綺麗な発色が目を引くカッパーダイヤルでのご紹介。
サンレイ仕上げのダイヤルにより、カッパーの中でも濃淡が生まれエレガントな雰囲気も感じられる仕上がり。
アプライドのインデックスも綺麗な立体となっています。
時分針、インデックスは左右で面の角度が違っており、加工の手間費が掛かっていることがわかること以外に、見た目としての高級感や光の当たる角度が変わってもキラッと光る面が出るので読み取りやすくなるという点があります。
ケースやブレスレットなど、外装の箇所にも細かな点で最新の切削技術、メーカーの拘りを強く感じられます。
ケースラグの美しい曲面、ケースサイド際には綺麗にポリッシュ仕上げでの面取りをしたラインが入っています。
ブレスレットの形状ももちろんのこと、一つ一つの角もケースの箇所と同様に面取りがされており、サテン仕上げがメインとなりますが、それぞれの箇所に施されているポリッシュ仕上げにより、ステンレススチールのメタル感が際立ち、高級時計としての格上げをしてくれる見栄えある仕上がりとなっています。
過去の「クロノマット」では突起があることで気づいたら欠損しているということがあったライダータブですが、ご紹介の「クロノマット B01 42」ではライダータブとしてのデザインを残しながら突起を減らして平面になるようスマート形状へと変化しています。
もちろん、機能美であるライダータブの」入れ替えは変わらずできるよう設計されています。
これにより、逆回転防止ベゼルの夜光玉の箇所を基点として時間経過(カウントアップ)ができるようになっておりますが、「15」と「45」を入れ替えることで夜光玉に向かって残り時間のカウントダウン方式での時間の確認が可能となります。
この機能はイタリア空軍からの要望により採用された機能となり、現在まで受け継がれているブライトリングのイメージの一つとしても親しまれています。
リューズは手がかりのいい刻みが施されたものとなり、手の甲に当たっても痛くなりにくい形状として丸みを持たせたものとなっています。
シールスーバック仕様となっています。
堅牢なケースを備えていることもあり、防水200mを保持しており、これからの季節ですとレジャーやマリンスポーツの際にもご利用いただける機能性を保有しております。
ブライトリング:クロノマット B01 42
品番:AB0134101K1A1
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ(ブライトリング01)
ケース素材:ステンレススチール
ベルト:ステンレススチール
防水:200m防水
ケースサイズ:42mm
価格:¥1,160,500-(税込)
ケースサイズは42mmと身につけやすいサイズ感になっています。
見栄えのするカラーダイヤルにも関わらず、スマートな印象でもご利用いただけるので、スーツメインでご利用になる方にも人とは違った魅力をチラッと覗く袖口からアピールしていただけるのでオススメです。
是非、店頭にて実際に手に取りご覧くださいませ。