皆様こんにちは。
いつもブライトリング ブティック京都のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、お客様からもご質問の多い「コンビモデル」──18Kレッドゴールドとステンレススチールの組み合わせについてご紹介します。
ステンレスの実用性に、ゴールドのラグジュアリーな華やかさが絶妙に調和したコンビモデルは、かつて1980〜90年代に一世を風靡した存在。
そして今、再び注目を集めているのをご存じでしょうか?
レッドゴールド×ステンレスの「コンビ」ってどんな時計?
「コンビモデル」とは、主にケースやブレスレットの一部に貴金属(この場合は18Kレッドゴールド)をあしらい、それ以外の部分には堅牢で日常使いに強いステンレススチールを組み合わせたモデルのことを指します。
この絶妙な“素材の掛け合わせ”によって、ゴールド特有のラグジュアリーな存在感と、ステンレスのタフネスと実用性という、まったく異なる価値を一本の時計の中で両立させることができるのです。

たとえば…
- ベゼル・リューズ・プッシャーといった「顔」とも言える外装パーツのみをレッドゴールドで縁取り、視覚的なインパクトを演出。
- ブレスレットはゴールドとステンレスが交互に組まれたリンク構造──いわゆる“ローマンブレス”タイプで、動くたびに金属の光沢がリズミカルに表情を変えます。
- インデックスや針といった文字盤の細部にレッドゴールドを取り入れれば、派手すぎず、品のある温かみが手元に宿ります。
デザインのバリエーションは実に豊富で、どのパーツにゴールドを使うかによって印象がガラリと変わるのも魅力のひとつ。
さりげない華やかさを求める方から、しっかりとした存在感を求める方まで、幅広いニーズに応えるモデル展開がなされています。

ブライトリングでは「クロノマット」を筆頭に、「ナビタイマー」「スーパーオーシャン」など、人気のフラッグシップコレクションにおいてもコンビ仕様のバリエーションが数多く登場しています。
中でもクロノマットB01 42は、機械式クロノグラフの本格機能を持ちながら、エレガンスをも演出する“攻守バランス型”の名作として高い人気を誇ります。

これらのモデルは、単なるラグジュアリーウォッチではなく、プロフェッショナルユースにも耐えるスペックを備えた、まさに「実力派のエレガンス」。
ステンレスでもない、ゴールドだけでもない。
“両方の魅力をいいとこ取り”した、今こそ選びたい一本です。
コンビモデルの【メリット】①高級感と実用性の“いいとこ取り”
18Kレッドゴールドが持つ柔らかく深みのある赤みの輝きは、ただ眺めるだけで心が満たされるような存在感。
陽の光や照明のもとでほんのりと温かく輝くその様子は、“さりげない贅沢”の象徴とも言えるでしょう。

とはいえ、ケースもブレスレットもすべてゴールドだと、
「擦れ傷が気になって思いきり使えないかも…」
「ビジネスシーンで少し浮いてしまうのでは?」
そんな心配を抱く方も少なくありません。

その点、ステンレススチールをベースにしたコンビモデルなら、耐久性に優れ、シーンを選ばず使えるタフさがあります。
かしこまりすぎないゴールドのアクセントが、日常にも自然に溶け込む──
“肩肘張らずに、上質を楽しめる時計”なのです。

たとえば、週末のカフェデートに。
白シャツの袖から覗くレッドゴールドの光が、ふとした仕草に上品さを添えてくれます。
また、仕事終わりの会食や同僚との一杯にも、
派手すぎず、でも確かに存在感を放つこの1本が、手元から「余裕」を語ってくれるはずです。

デイリーに使えるのに、特別感は損なわれない。
それが、“毎日着けたい特別な時計”という新しい選択肢──コンビモデルが愛される理由です。
コンビモデルの【メリット】②スーツにもカジュアルにも馴染む
コンビモデルは、ドレススタイルにもカジュアルスタイルにも驚くほど自然に溶け込む“万能型ウォッチ”です。
ビジネスシーンでは、たとえばネイビーのスーツに白シャツ、足元はダブルモンク。
そんな正統派のスタイルに、レッドゴールドのベゼルやブレスレットの煌めきが加わると、一気に“抜かりのない大人の装い”が完成します。
それでいて、ギラつくことは一切なく、あくまで知的で落ち着いた華やかさ。
商談の場や会食など、信頼感と品格を求められる場面でも、手元からさりげなく印象を引き上げてくれます。

一方で、休日のTシャツにデニム、足元はレザースニーカーやスリッポンといったラフな装いにも、不思議なほどしっくりと馴染みます。
むしろ、カジュアルな雰囲気の中にレッドゴールドのアクセントが入ることで、
「ただのラフ」ではない、“大人の余裕”を感じさせるスタイリングに格上げしてくれるのです。

特に30代後半〜50代の男性には、
「若作りには見られたくない、けれどオジサン臭くもなりたくない」
という悩みを抱えている方も多いはず。

そんな時に、この“少しだけ上質”なコンビモデルが絶妙なバランス感を提供してくれます。
ゴールドの主張がありつつも出しゃばりすぎず、
「ちゃんとしてるけど、頑張りすぎてない」
そんなセンスの良さがにじみ出る──
それこそが、コンビモデルの真骨頂と言えるのではないでしょうか。
コンビモデルの【メリット】③年齢を重ねても似合う
18Kレッドゴールドは、イエローゴールドのように派手すぎず、むしろ落ち着いた“温かみのある赤み”が特徴的。
この色味は、日本人の肌色に非常にマッチしており、若い頃はもちろん、年齢を重ねた肌にも自然に溶け込んでくれます。

また、レッドゴールドは着用者の年代を選ばないため、
・40代以降で“少し格を上げた時計”を探している方
・50代で落ち着いた雰囲気を演出したい方
・還暦など節目のタイミングで特別な1本を探している方
にも非常に好まれます。

「派手ではないが、品がある」
それが、レッドゴールド×ステンレスの組み合わせが長く愛される理由です。
コンビモデルの【デメリット】①ステンレスモデルより価格は高め
18Kレッドゴールドという希少性の高い貴金属を一部に使用しているため、当然ながらオールステンレスモデルに比べて価格帯はワンランク上になります。
たとえば同じシリーズのステンレスモデルが約90万円台からラインナップされているとすれば、コンビ仕様はおおよそ+20〜40万円前後の価格差が生じるケースが一般的です。


とはいえ、これは“見た目の華やかさ”だけに対する価格差ではありません。
- 手元に宿る大人の風格
- レッドゴールドが醸す上質な気配
- 年齢やシーンを問わず使えるタイムレスなデザイン性
…といった、長期的に感じる満足度の高さに対する“対価”と考えると、むしろコストパフォーマンスの良い選択肢とも言えます。

また、フルゴールドモデルに比べればグッと手が届きやすく、それでいてラグジュアリーな雰囲気はしっかり楽しめるのもコンビモデルならではの魅力。
「一生モノを持つなら、妥協したくない。でも現実的な選択もしたい」
そんな思いを抱える方には、まさにベストな落としどころではないでしょうか。


加えて、近年は素材価値の高騰もあり、一定の投資的な側面を見込んで選ばれるお客様も増えています。
使用しながらも満足感が高く、将来もし手放すことになってもしっかり価値が残る“資産性”を持ち合わせている──
それも、コンビモデルが支持されるひとつの理由です。
コンビモデルの【デメリット】②傷や摩耗に注意が必要なパーツも
18Kレッドゴールドは、貴金属の中でも比較的柔らかく、日常使用において細かな擦れや打痕が入りやすい素材です。
特に「リューズ」「ベゼル」「プッシュボタン」、そしてブレスレットのゴールドリンク部分は、動作のたびにテーブルや袖口に触れやすいため、
使用頻度が高いほど“味”として現れやすい箇所でもあります。

とはいえ、これは決して「扱いにくい」という意味ではありません。
むしろ、時計とともに過ごした年月の“表情”が出やすいという捉え方もできます。
小さな擦り傷ひとつにも、「この時計と共に過ごしてきた日々」の物語が刻まれていく。
そう考えると、多少の摩耗さえも愛着へと変わっていくのが機械式時計の醍醐味ではないでしょうか。

それでも、できる限り美しい状態で使い続けたいという方には、
- 柔らかいクロスでこまめに乾拭きする
- 無理な衝撃を避けるよう、外す際は専用トレーやクロスの上に置く
- 袖口の金具やボタンに注意する
といったちょっとした配慮だけでも、コンディションを長く保つことが可能です。

さらに、定期的にブライトリング正規サービスでポリッシュや外装クリーニングを受けることで、
“買った当時のような輝き”を何度でも蘇らせることができるのも正規品ならではの安心感。
「美しさと使いやすさのバランスをどう保つか」──
そこに、自分なりのこだわりを持って付き合っていけるのも、コンビモデルの楽しみ方のひとつです。
まとめ:いま、改めて“コンビモデル”を選ぶ理由
「派手すぎず、地味すぎない」
そんな絶妙な立ち位置にあるコンビモデルは、今の時代にこそ映える一本です。

ここ数年、“ラグジュアリー=さりげなさ”という価値観が定着しつつある中で、
ゴールドの輝きを纏いながらも、あくまで上品に佇むコンビモデルは、自己表現と調和のバランスが取れた唯一無二の選択肢。
特に、ブライトリングのように「タフネス × エレガンス」という相反する美学を融合してきたブランドにおいては、
その魅力がより一層際立ちます。

クラシックになりすぎず、モダンすぎない。
フォーマルすぎず、カジュアルすぎない。
そして、ラグジュアリーすぎず、控えめすぎない──。
“ちょうどいい”を突き詰めた先にあるのが、ブライトリングのコンビモデルなのです。

トレンドに流されることなく、本物を選び抜く眼を持った方にこそふさわしい仕様。
それは、ただ時計を着けるのではなく、“自分のスタイルを語る一本”を選ぶということ。
ぜひ一度、店頭でその質感、輝き、存在感を体感してみてください。
写真やスペックでは伝わらない、“共鳴するようなフィット感”が、きっとそこにあります。