皆様こんにちは。
いつもブライトリングブティック京都のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は、2025年の最新作がついに発表されましたので、ご紹介いたします。
今回の発表は、これまでのモデルとは一線を画す特別なものとなっています。なぜなら、ブライトリング史上初となる完全自社開発の3針キャリバーを搭載したモデルだからです。長年の研究開発を経て生み出されたこの新キャリバーは、精度・耐久性・デザイン性のすべてにおいて、ブランドの新たなマイルストーンとなることでしょう。

時計愛好家の皆さまにとって、待ち望んでいた革新の瞬間がついに訪れました。新たな時代を切り開くブライトリングの最新作、その魅力を余すことなくお伝えいたしますので、ぜひ最後までお付き合いください!
これまでの3針ムーブメント
ブライトリングといえば、自社開発キャリバーの代名詞ともいえるクロノグラフムーブメント「B01」が広く知られています。B01は、その高精度と信頼性、そしてメンテナンス性の高さから、時計愛好家やプロフェッショナルから高い評価を得ているムーブメントです。
では、3針(時・分・秒表示専用)のムーブメントはどうだったのかというと、これまでは他社製のムーブメントを採用する形をとっていました。具体的には、ETA社やセリタ社が提供する自動巻きムーブメントを採用し、チューダー社(ケニッシ社)のキャリバーMT5612をベースにしたムーブメントも使用されています。これらのムーブメントは、COSC(スイス公式クロノメーター検定)認証をクリアできるように、ブライトリングの基準に合わせて再調整・再組み立てが行われていました。


そのため、3針モデルにおいては、これまで「完全自社開発のムーブメント」は存在していなかったのです。今回発表されたブライトリング初の完全自社開発3針キャリバーは、同ブランドにとって新たな歴史の1ページを刻む、大きな革新と言えるでしょう。
新キャリバーB31
今回発表された新しいムーブメント、その名も「B31」。
このB31は、ブライトリングが誇る自社開発クロノグラフムーブメント「B01」をベースに設計された3針ムーブメントです。B01は、長年にわたりプロフェッショナルや時計愛好家から高い評価を受けてきた名機であり、その優れた精度、耐久性、そして高いメンテナンス性が特徴です。

今回のB31は、B01の基本構造を活かしながら、クロノグラフ機能を省き、時刻表示に特化した設計となっています。つまり、B01が持つ「頑丈さ」「時間の正確性」「安定したパワーリザーブ」といった優れた特性をそのまま引き継ぎつつ、3針ムーブメントとして最適化されたものと言えるでしょう。
新ムーブメント「B31」は、スペック面でも非常に魅力的な進化を遂げています。

まず特筆すべきは、約78時間のロングパワーリザーブを備えている点です。一般的な機械式時計のパワーリザーブは約40~50時間程度が標準とされていますが、B31はそれを大きく上回る性能を誇ります。これにより、週末に時計を外しても、月曜日に着けた際にはまだ動いているという実用性の高さを実現しています。
さらに、今回のB31では「フリースプラングのテンプ」がブライトリングの3針ムーブメントとして初採用されています。
これにより、B31は外部からの衝撃や姿勢差の影響を受けにくくなり、長期間にわたって安定した精度を維持できるようになっています。

ブライトリングにとって、完全自社開発の3針ムーブメントを発表することは大きな意味を持ちます。これまでの3針モデルでは他社製ムーブメントをベースに採用してきた同社が、満を持して独自の3針キャリバーを開発したということは、ブライトリングの技術力と時計づくりへのこだわりを改めて示す出来事でもあります。
なぜトップタイムなのか
「ブライトリングの時計といえば?」と聞かれたとき、多くの方が「ナビタイマー」や「クロノマット」と答えるでしょう。どちらもブランドを象徴する名作であり、長年にわたって世界中の時計愛好家から支持されてきたシリーズです。
しかし、今回の新ムーブメント「B31」が搭載されたモデルとして選ばれたのは、意外にも「トップタイム」シリーズでした。なぜ、ブライトリングはこの革新的なキャリバーを、ナビタイマーやクロノマットではなくトップタイムで発表したのでしょうか?

その理由は、トップタイムが持つ「自由な発想」と「大胆なデザイン哲学」にあります。
トップタイムの歴史を紐解くと、1960年代という時代背景が大きく関わっていることがわかります。
1960年代は、実験的で、楽しみや自由、エネルギーにあふれた10年でした。オートバイを駆り、スポーツカーを走らせ、全速力で人生を謳歌することが当時の風潮でした。ウィリー・ブライトリングは時代の変化を感じとり、その息吹を感じられるような型破りなクロノグラフのデザインを開始。彼はそれを「トップタイム」と呼びました。 その気骨ある伝統は現在も受け継がれており、ブライトリングはモータースポーツ界で最も人気を博す有名人たちとパートナーシップを組み、トップタイムのデザインを生み出し続けています。
「型破りなデザインであること」
― これこそがトップタイムに求められる唯一無二のアイデンティティーである。
今回、新たに発表された3針キャリバー「B31」は、ブライトリングにとって画期的なムーブメントです。伝統ある「B01」をベースにしながらも、3針ムーブメントとして新たな可能性を切り開く革新性を持っています。つまり、このムーブメントの持つ「新しさ」や「挑戦的な精神」が、トップタイムの哲学と完璧にマッチしたのです。



だからこそ、ブライトリングはこの革新的な新キャリバーを、「ブランドの冒険心と自由な発想を象徴するトップタイム」で発表したのではないでしょうか。
デザインと商品ラインナップ
今回発表された新作トップタイムは、3色の魅力的なカラーバリエーションで登場しました。
また特徴的な「拡大ルーぺ付き日付表示窓」と「ケースサイズ38mm」が生み出すビンテージ感は時計愛好家だけでなく、ファッションやモータースポーツを愛する人々の心を掴むデザインとなっています。


また、ストラップの選択肢も充実しており、クラシックな雰囲気を楽しめるレザー製ストラップと、スポーティかつ洗練された印象を与える金属製ブレスレットの2種類が用意されています。レザーベルトはトップタイムのヴィンテージ感をより引き立て、ブレスレット仕様はモダンでスタイリッシュな装いを演出します。


どの組み合わせを選んでも、トップタイムならではの「型破りなデザイン」と、新たに搭載された完全自社開発ムーブメント「B31」の革新性を存分に楽しめる一本となるでしょう。
商品詳細~トップタイムスペック表~
項目 | 詳細 |
---|---|
モデル名 | トップタイム B31 |
品番 | AB3113 |
価格 | ¥819,500(レザーベルト)¥869,000(金属ブレスレット) |
ムーブメント | 自動巻き(ブライトリング B31) |
ケース素材 | ステンレススチール |
ベルト | パンチングカーフレザーストラップ / ステンレススチールブレスレット |
防水性能 | 10気圧防水(日常生活防水) |
ケースサイズ | 38.0mm |
パワーリザーブ | 約78時間 |
振動数 | 28,800回/時 |
その他特徴 | – COSC公認クロノメーター- 拡大ルーペ付き日付窓 |
現在3色とも店頭に御座いますので、是非一度実機をご確認ください!