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【ブライトリング】意外とやりがち。これは壊れる自動巻きクロノグラフのNG行為3選。

皆様こんにちは。
いつもブライトリングブティック京都のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

機械式時計は精密な技術が詰め込まれたアナログの芸術品であり、大切に扱うことで一生ものの価値を持つアイテムとなります。今回は、機械式時計を長く使い続けるために注意すべき点を詳しく解説します。

①自動巻きの時計のゼンマイをリューズを使用して手動で巻き上げる

機械式時計の95%を占める自動巻き時計は、その名の通り、腕につけているだけで内部のゼンマイが巻き上がり、時計が動き続ける便利な仕組みを持っています。しかし、しばらく使わないで放置するとパワーリザーブ(動力保存時間)が切れて時計が止まってしまうことがあります。

自動巻き時計が止まった場合、再び動かす方法として主に以下の2つがあります:

  1. 腕に着けて動かす
  2. リューズを使って手動でゼンマイを巻き上げる

どちらの方法も時計を再始動させるための有効な手段ですが、多くの方は、「リューズを使って手動で巻き上げる」方法を選ぶ傾向があります。その理由として、リューズを使った手動巻きでは時間のズレを最小限に抑えられるからです。

自動巻き時計は、内部のローターが腕の動きを感知してゼンマイを巻き上げる仕組みを持っています。このため、通常の使用では自動巻きが全体の8割を占め、手動巻きが2割程度の割合で動力が補充される設計となっています。
しかし、多くの方が時計が止まった際にリューズを回して手動で巻き上げる方法を選択する傾向があり、この操作には注意が必要です。実際、お時計を購入後、保証期間内に修理に持ち込まれる方のほとんどが「リューズの回しすぎ」によるトラブルを経験しています。

保証期間中に修理へ持ち込まれる原因の多くは、リューズの過剰操作によるものです。これには以下のような症状が含まれます。
・リューズが固くなり回らなくなる。
・ゼンマイが緩み切り、動力が伝わらなくなる。
・内部の歯車が破損する。
*こうしたトラブルは、手動巻きの操作を丁寧に行い、適切な頻度で使用することで未然に防ぐことが可能です

ブライトリングの自社製ムーブメント「B01」は、2009年の初代モデルから第4世代へ進化し、耐久性と信頼性が大幅に向上しています。特徴的な「リバーサー機構」により、ローターの左右回転を一方向に整流してゼンマイを効率的に巻き上げる仕組みを採用。巻き上げ時のショックが小さく、油ぎれや摩耗といった課題も改良されています。この結果、手巻き操作によるトラブルが起こりにくくなり、より安心して使用できる設計となっています。

②クロノグラフ作動時にリセットボタンを押す

クロノグラフ付き時計をお持ちなら、一度はその機能を試してみたくなるものです。しかし、使い方を誤ると故障の原因になるため注意が必要です。特に注意すべきは、クロノグラフ作動中にリセットボタンを押す行為です。これは多くの時計で禁止事項とされており、内部機構に大きな負担をかけるため、故障のリスクが高まります。一部のモデルでは対応可能な設計になっていますが、一般的には避けるべき操作です。

ブライトリングの自社製ムーブメント「B01」は、その高精度と耐久性だけでなく、誤操作を防ぐための優れた安全設計も特徴の一つです。クロノグラフを頻繁に使用するユーザーやプロフェッショナルにとって、安心して操作できる仕様が備わっています。

「B01」では、クロノグラフが作動中の場合、リセットボタンにロックがかかる設計となっています。これにより、誤ってボタンを押して内部機構を損傷するリスクを大幅に軽減。機械式時計における一般的な故障原因を未然に防ぐ優れたアイデアです。

 ブライトリングは、パイロットウォッチの老舗ブランドとして、プロフェッショナルのニーズに応える時計作りを続けています。「B01」に採用されたこれらの設計は、ユーザーが安心してクロノグラフを操作できるよう、徹底した配慮のもとに生み出されました。
リセットボタンのロック機構プッシュボタンの適度な硬さは、誤操作を防止するだけでなく、時計の耐久性を向上させる要素でもあります。これにより、「B01」はクロノグラフ機能を日常的に使いたい方にとって理想的な選択肢となっています。

③カレンダーの早送り禁止時間帯

 カレンダー付きの機械式時計は便利で美しい一方、誤った操作が故障の原因になりやすいデリケートな機構を持っています。
機械式時計の多くでは、夜9時から深夜3時頃までの間にカレンダー調整を行うと故障の原因となる場合があります。この時間帯は内部の歯車が日付変更の準備を進めているため、無理に操作すると部品を傷めるリスクがあります。

さらに、日付機能がある時計は故障時のトラブルも特有です。

  • 日付が夜12時に正確に変わらなくなる
  • 日付表示の位置がずれる、または調整ができなくなる

こうした不具合が発生すると、せっかく購入した時計が期待どおりに動かなくなり、修理の手間や費用が発生することでがっかりしてしまうケースも多いです。 

ブライトリングの自社製ムーブメント「B01」は、その革新性がカレンダー機能にも反映されています。多くの機械式時計で注意すべきとされるカレンダー早送り禁止時間帯が「B01」には存在しないため、日付調整時のわずらわしさが解消されています。
日付表示を重視するユーザーにとって、安心感と快適さを兼ね備えた理想の選択肢となっています。

まとめ

いかがでしたか?
【ブライトリング】の時計は、常に進化を続け、プロフェッショナル向けに設計された信頼性の高い時計であることに疑いの余地はありません。他の記事でもご紹介した通り、ブライトリングは実用性と耐久性を兼ね備えた時計作りを徹底しています。

今回ご紹介したブライトリングの特徴は、その品質を証明するものです。特に、日常使いで壊れる可能性が高い部分を徹底的にカバーした設計は、ブランドの哲学を象徴しています。

① ゼンマイを手動で巻き上げられる耐久設計

ブライトリングの自社ムーブメント「B01」は、手巻き操作をしても壊れにくい設計となっています。内部機構の強化により、頻繁な手動巻きでも歯車やゼンマイへの負担が軽減されています。これにより、自動巻き時計にありがちな「リューズの回しすぎによる故障」の心配がありません。

② クロノグラフ作動時のリセットロック機能

クロノグラフが作動中に誤ってリセットボタンを押すと内部機構が破損するリスクがありますが、「B01」には作動中にリセットボタンが押せないようロック機構が搭載されています。この工夫により、初心者からプロフェッショナルまで安心してクロノグラフ機能を使えるようになっています。

③ カレンダーの早送り禁止時間帯がない

多くの機械式時計で注意が必要な「カレンダー早送り禁止時間帯」が「B01」には存在しません。いつでも安全に日付調整が可能で、誤操作による故障リスクを気にする必要がない快適な仕様です。 

さらに、ブライトリングは時計の購入後も手厚いアフターサービスを提供しています。定期的なメンテナンスや修理対応など、安心して長期間使用できる環境が整っています。プロフェッショナル向けの時計として、耐久性だけでなく、購入後のサポートも万全です。
ぜひ【ブライトリング】について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!