クロノマット

【ブライトリング】購入の理由は安いから!?ブティックスタッフ西川が本当に購入した時計を実機レビュー!

皆様こんにちは。
いつもブライトリングブティック京都のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日は、ブライトリングブティック京都の西川が実際に購入した時計をご紹介いたします。
時計を購入する際、皆様もさまざまなポイントを考慮されると思いますが、今回私がこの時計を選んだ理由を3つに絞ってお伝えしたいと思います。

購入した時計はこちら

クロノマット B01 42
品番:EB0134101M1E1
価格:¥1,633,500

ムーブメント: 自動巻きクロノグラフ(ブライトリング01)
ケース素材: チタン
ベルト :チタン
防水:200m防水
サイズ: 42mm

その他特徴
COSC公認クロノメーター
パワーリザーブ:約70時間
振動数:28,800回/時
クロノグラフ:1/4秒、30分計、12時間計
4つのライダータブを備えた逆回転防止ベゼル
日付表示窓
ドーム型両面無反射コーティング済みサファイアクリスタルガラス
バタフライクラスプ

2024年の新作モデルとして登場し、店頭にはわずか3本しか入荷されなかったため、実機を目にする機会が非常に限られていた希少な時計です。今回の記事では、その魅力や特徴について詳しくご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、参考になれば幸いです。

理由①見た目がカッコいい!

時計の購入において「見た目の重要性」という点には完全に同意です!機能性や中身がどれだけ優れていても、自分の心を掴むデザインでなければ手に取りたいとは思えませんよね。時計は単なる時間を知るための道具ではなく、ファッションアイテムや自己表現の一部でもあるので、見た目が人の感情に与える影響は大きいです。

皆さま、近年街中でSUVを見かけることが増えてきたと感じませんか?車業界ではセダンからSUVへの移行が進み、スタイリッシュでありながら力強い存在感を持つSUVが大人気です。このトレンドは、時計業界にも共通しています。「ラグスポ」と呼ばれる、スポーツ要素とラグジュアリーな高級感を組み合わせた時計が話題を集めているのです。

その中でも、ブライトリングのアイコンモデル 「クロノマット」 は、まるでSUVのような美しい横顔を持つ時計。

クロノマットのデザインには、SUVの特長に似たポイントがたくさんあります。
たとえば、ケースの形状やラインは、美しい流線形を描きながらも力強さを感じさせます
クロノマットの横顔を眺めていると、SUVが持つ「洗練された実用性」と「タフな存在感」が頭をよぎります。

クロノマットの「横顔」をさらに楽しむポイント
クロノマットのデザインは、見る角度によって異なる表情を楽しめるのも魅力の一つです。特に横から見ると、ケースとベゼルの層の重なりが立体的で、時計全体のバランスが美しく見えます。まるでSUVのフェンダーやドアラインを眺めているような感覚です。

ブライトリングならではのこだわりポイント:

・ケースの仕上げには、ポリッシュとサテン仕上げを組み合わせており、スポーティーさと高級感を演出。
・ベゼルのライダータブが視覚的に立体感を加え、実用性とデザイン性を兼ね備えています。
・チタン製「ルーローブレス」は、しなやかさと頑丈さを両立しており、まるでSUVのタイヤのように頼もしい存在感です。

クロノマットの魅力は、その「横顔」の美しさだけでなく、スポーツと高級感を融合させた多用途性にあります。SUVが街中でもオフロードでも映えるように、クロノマットもあらゆるシーンで存在感を発揮します。

理由②素材は次世代の金属と言われるチタン製

近年、機械式時計の世界では「新素材ブーム」とも言えるほど、毎年のように新しい素材や改良された技術が発表されています。その中でも特に注目を集めているのが、金属素材として進化を遂げている 「チタン」 です。
ブライトリングのクロノマットに採用されている グレード5チタン はただのチタンではありません!ステンレススチールと見分けがつかないほど美しい仕上げと、驚くほどの軽さを兼ね備えた、まさに「次世代の金属」です。

ほんの数年前まで、時計業界でのチタンは「軽くて実用的だけど、どこか高級感が足りない」というイメージが付きまとっていました。その理由は、チタンの硬さにあります。チタンはステンレススチールより硬いため、高級感を演出するために必要な研磨加工が難しく、表面に光沢を出しにくかったのです。

ブライトリングが採用した 「グレード5チタン」 は、従来のイメージを完全に覆す存在で、以下のような特長を持っています:

軽さと強度の両立
ステンレススチールの約半分の重さでありながら、非常に頑丈で耐久性に優れています。これにより、長時間の着用でも快適さを損なうことがありません。
美しい仕上げ
サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせたケースデザインは、まさに職人技の結晶です。ステンレススチールと見間違えるほどの高級感を実現しています。
耐腐食性の高さ
チタンは海水にも耐える優れた耐腐食性を持ち、あらゆる環境での使用に対応可能です。これもブライトリングの「プロフェッショナルツール」としての信頼性を支える重要なポイントです。

クロノマットチタンの一番の驚きは、その見た目と軽さのギャップです。
一見するとステンレススチールと見分けがつかないほど美しい仕上がりですが、実際に手に取るとその軽さに驚かれる方が多いです。「見た目は高級感に満ちているのに、腕につけると驚くほど軽い」——これがグレード5チタンの魅力です。

特に私が気に入っているポイントは、ベゼルの磨き上げ です。
チタンという難しい素材をここまで丁寧に磨き上げられるのは、世界でも限られたケースメーカーだけが可能な技術です。ブライトリングがこの技術を活かして実現したベゼルの美しさは、ぜひ実物でご確認いただきたいところです。
ブライトリングのクロノマットチタンは、素材の進化によって新しい可能性を切り開いたモデルです。ステンレススチールに負けない美しさと、軽量なチタンならではの快適さをぜひ体感してみてください。特に、ベゼルの仕上げやケースの質感は、写真や文章では伝えきれないほどの魅力があります。

理由③魔法のような着け心地

ブライトリングの名作「クロノマット」。手に取ると重厚感があるのに、実際に着用すると驚くほど軽く感じられる。この独特の着け心地を生み出している要因を、大きく3つのポイントに分けて解説します!

①ブレスレットのデザインと安定性
クロノマット42のブレスレットは、ケースサイズ42mmに対して22mmという絶妙な幅を採用しています。この幅が安定感を支える重要なポイントです。幅が狭すぎると時計が腕の上でグラついてしまい、着け心地に違和感を生じさせます。

さらに、クロノマットに採用されている「ルーローブレスレット」は、可動域が内側に限られる特性を持っています。この特性により、腕にしっかりとフィットし、安定した装着感を実現。まるで腕に包帯を固定する際、幅広い包帯のほうが安定感を与えるのと同じ理屈です。

②腕側にある時計の重心
重心設計もクロノマットの大きな特徴です。重心が腕に近い位置にあるため、揺れにくく快適な装着感を提供します。これはまるで高層ビルと平屋を比較した時の安定性の違いのようなもの。

ブライトリングの「B01」は日々進化することで有名ですが以前のモデルと比較すると薄くなっています。
この進化するムーブメントについては下記の記事でご紹介しておりますのでぜひご覧ください。

③チタン素材の優位性
クロノマットに使用されている素材も、快適さを支える重要な要素。特に注目すべきはチタン素材です。ステンレススチールと比べると圧倒的に軽量でありながら、見た目ではほとんど区別がつきません。このギャップに驚かれる方も多いでしょう。

軽量であることは、仮にブレスレットを緩めに調整した場合でも遠心力の影響を軽減できるため、腕に負担がかかりにくいというメリットがあります。さらに、軽いブレスレットは日常的な使用でも快適さを提供し、長時間の装着でもストレスフリーです。 

まとめ

近年、高級機械式時計において注目を集めている素材が「チタン」です。軽量でありながら高い耐久性を持つこの素材は、スポーツウォッチからドレスウォッチまで幅広いモデルで採用され、時計業界の新たな主流となる可能性を秘めています。しかし、チタンには特有の課題も伴うため、その価値は非常に高いものと言えるでしょう。

チタンの最大の特徴は、ステンレススチールよりも圧倒的に軽い点です。日常的に腕に着ける時計だからこそ、この軽さがもたらす快適性は計り知れません。また、チタンは耐久性や耐腐食性にも優れており、スポーツやアウトドアシーンでも活躍できる素材です。
さらに、チタンは肌に優しい性質を持ち、アレルギー反応を起こしにくいことから、敏感肌の方でも安心して使用できる点も魅力です。このような特性から、チタンは単なる素材以上の価値を持ち、特別な時計の製造にふさわしい存在とされています。

一方で、チタンを用いた時計がステンレススチール製よりも高価になる理由の一つが「加工の難易度」です。チタンは非常に硬く、削ったり成形したりする作業が困難で、加工中に工具が摩耗しやすいという特性があります。このため、ステンレススチールと比較して製造に数倍の手間とコストがかかります。

さらに、チタンは酸化しやすいため、製造過程で特別な環境管理が必要となります。こうした技術的なハードルを乗り越えて製造されるチタン製時計は、まさに匠の技術が結集した逸品と言えるのです。

現在の高級時計市場では、ステンレススチール製クロノグラフで200万円台という価格帯が増えてきました。この価格でも高級時計として十分な価値を持っていますが、同じ価格帯でチタン製時計を見つけることができれば、それは知る人ぞ知る「破格」の存在です
チタンの持つ特性を知り、その製造の難しさを理解している人にとっては、ステンレススチール製と同価格で手に入るチタン時計はまさに掘り出し物と感じられるでしょう。

チタンは、その特性から今後さらに時計業界で重要な役割を果たすと予想されます。その軽さ、耐久性、そして加工の難易度による付加価値は、時計を愛する人々にとって非常に魅力的なものです。一見高価に思えるチタン製時計も、その価値を理解すれば、むしろコストパフォーマンスが高いと感じることでしょう。

チタンが主流素材として認められる時代は、すぐそこまで来ているのかもしれません。時計を選ぶ際には、ぜひチタンモデルにも目を向けてみてはいかがでしょうか?
購入の理由は多岐にわたりますが、こちらの記事も是非参考にして頂ければと思います!