こんにちは、澤本です。
近年、チタン製の腕時計が高級スポーツウォッチの分野で急激に注目を集めています。
今回はチタン素材の特徴と、ブライトリングがどのようにこの素材を活かした製品を作り上げているのかをご紹介します。
チタンとは？
チタンは、航空宇宙や医療分野でも広く使用されている、非常に軽量かつ強靭な金属です。
腕時計においてもその特性が非常に有効で、ステンレススチールと比較して次のようなメリット・デメリットがあります。
チタンのメリット
1.軽量性
チタンは、ステンレススチールに比べて約45%も軽い金属です。
これにより、ボリュームのある大きめの腕時計でも、長時間装着していても疲れにくくなります。
特に、スポーツウォッチやアクティブなシーンでの使用を想定した製品に適しています。
2.高い耐久性と耐腐食性
チタンは、非常に強靭で傷がつきにくく、長持ちするため、日常的な使用やアウトドア活動でも信頼できます。
また、海水や汗にも強いため、錆びにくく、特にダイバーズウォッチやマリンスポーツに適した素材です。
3.アレルギー反応が少ない
チタンは、ステンレススチールに含まれるニッケルアレルギーを引き起こしにくいという特徴があります。
敏感肌の方でも安心して使用できる素材です。
チタンのデメリット
1.加工の難しさ
チタンは非常に硬い金属であるため、加工が難しいという特徴があります。
ステンレススチールに比べて加工に高度な技術と時間を要し、その結果として製品の価格が高くなる傾向にあります。
2.色味の違い
チタンは、ステンレススチールのような金属的な光沢感というよりも、マットなグレーの色合いをしています。
この独特の質感は、ステンレススチールの輝きを好む方には物足りないと感じられるかもしれませんが、逆にこの落ち着いたデザインが好きな方も多いです。
チタンのグレードによってはステンレススチールに近い光沢感のあるものも存在します。
チタン製腕時計の製造が難しい理由
チタンの加工は、以下の点で困難です：
• 硬度：非常に硬く、機械加工が難しいため、特殊な工具と技術が必要。
• 酸化被膜：チタンは空気に触れると酸化被膜が形成され、さらに硬くなるため、加工途中でこの被膜が工具を摩耗させやすく、精密な作業が要求されます。
• 高温での反応：チタンは高温下で酸素や窒素と反応しやすいため、高精度な溶接や加工が難しく、手間がかかります。
そのため、チタンを使用した腕時計は、製造工程が複雑で、ステンレススチールよりもコストが高くなる理由となっています。しかし、ブライトリングはその高度な技術力でチタンを使いこなし、軽量でありながら耐久性に優れた製品を作り上げています。
チタンとステンレスの価格の違いって何？
チタン製の腕時計とステンレススチール製の時計では価格が異なります。
チタン製の腕時計の方が価格が高くなり、その点で皆様からご質問をいただくことがございます。
この場でそのご質問についてお答えします。
チタンとステンレススチールだと製造コストや原価にどの程度の違いがあるのか
製造コストは…
チタンの加工には、ステンレススチールと比較しておおよそ30〜50%ほどの追加コストと時間がかかるとされています。
これは、チタンが硬くて加工が難しいことや、特殊な工具や技術が必要なためです。
このため、チタン製品はステンレススチール製品よりも高価になる傾向があります。
チタンの原価は…
ステンレススチールに比べて約2〜10倍高いと言われています。
この差は、チタンの採掘や精錬がより複雑でコストがかかるためです。
以上のように、製造コストと原価の違いが異なることから価格の違いがございます。
しかし、ブライトリングはモデルにもよりますが、チタン製の腕時計で60万を切る価格のものも商品展開がされています。
価格別にこの後、ご紹介いたしますので少しでも参考になると嬉しいです。
チタン製ブライトリング時計のおすすめモデル
ブライトリングの中でも、特に「エンデュランス プロ」や「クロノマット」、そして「スーパーオーシャン」など、スポーツやアクティブなライフスタイルを意識したモデルが、チタン素材を活かしています。
これらのモデルは、軽量でありながらも強靭で、日常使いからアウトドア、そしてプロフェッショナルユースにも適した一品です。
それではご紹介してまいります。
エンデュランス プロ
品番：E823104A1M1S1
価格：¥599,500-（税込）
スーパーオーシャン
品番：E10379351B1S1
価格：¥803,000-（税込）
クロノマット
品番：EB0134101M1S1
価格：¥1,303,500-（税込）
まとめ
チタン製の腕時計は、軽量で耐久性が高く、スポーツやアウトドアシーンに最適です。
しかし、その製造には高度な技術と時間が必要であり、そのためステンレススチールよりも価格が高くなります。
ブライトリングは、こうしたチタンの特性を最大限に活かし、スタイリッシュで機能的な腕時計を提供しています。
チタン製の時計でも傷が着いた場合、ブライトリングではポリッシング（磨き上げ）をすることもできますので、長く使える時計をお探しの方にとって、チタン製のブライトリングは間違いなくおすすめです。
ご検討いただけますと幸いです。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
