
いつもブライトリングブティック京都店ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
11月を目前にして一段と寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ブライトリングとしては、「ナビタイマー」と「コスモノート」の新作が発表されました。
今回ご紹介させていただく新作の「ナビタイマーB09クロノグラフ41」は、1960年代に採用されていたツインジェットのロゴが復刻したという事もあり、多くのブライトリングファンにとって待望の発表でもありました。
当時の復刻モデルという事もあり、「B01」を手巻き使用にした自社製ムーブメント「B09」に注目していただいている方も多いのではないでしょうか。
手巻き式は自動巻きとは違い、「機械を動かしている」という感覚をより強く味わっていただけるモデルです。
そして、操作感だけでなくシースルバックから鑑賞できるムーブメントが、自動巻きローターが無いからこそ全体を広く鑑賞していただけるという魅力があります。
そこで、後ろから見て欲しいポイントをいくつかご紹介させていただきますので、手巻き式をご検討されている方は最後までお付き合いいただけますと幸いです。

【新作情報を詳しく解説したブログ記事のリンクも添付させていただきましたので、こちらもぜひご覧ください。】
機械式時計の鼓動を「目」で楽しむ
まずご覧いただきたいのが、機械式時計の心臓部分である「脱進機」と「テンプ」です。
これらのパーツからは機械式時計の鼓動を感じていただけます。
機械式時計は、電池を一切使わずゼンマイが解ける力だけを利用して動いています。
身近な物で例えると「オルゴール」や「チョロキュー」と同じで、ゼンマイを巻き上げて動かします。
しかし、「ゼンマイ」と「歯車」だけだ時計を作ると「ゼンマイ」が一気に巻き戻ってしまい、時間を測る間もなく止まってしまいます。
そこで、機械式時計では、巻き戻る力をコントロールするために「ギザギザの歯車」(ガンギ車)と「左右に動くT型の爪」(アンクル)の2つからなるパーツ(脱進機)を活用して、ゆっくり巻き戻るように制御しているのです。
そして、大きく回転運動をしているパーツが「テンプ」です。
前述させていただいた脱進機から受けた力を「1秒」という正確な周期へと作り変えるのがこのパーツの役割です。
テンプは止まる事なく「1秒」という時間を刻み続けている事から、「心臓」と言われるほど大切なパーツなんです。

クロノグラフ構造を「目」で楽しむ
ブライトリングといえば「クロノグラフ」
パイロットウォッチの歴史を背景に持つナビタイマー、そんな時計のクロノグラフを制御しているのが「コラムホイール」です。
コラムホイールは柱状の突起を持った歯車で、複雑なクロノグラフ機構を制御し、スタート、ストップを切り替える役割を持っています。
上から見ると城壁のようにも見えるため、初めてご覧になる方でも見つけやすいと思います。
コラムホイールを見ながらクロノグラフのプッシュボタンを押して、スタートさせてみてください。
すると、コラムホイールが一定量回転して、柱の高い部分と低い部分が入れ替わる瞬間を鑑賞できると思います。
人の手によって、小さな部品が精密に組み合わされている感動を改めて感じますね。
普段なかなか出番の無いクロノグラフも、コラムホイールの動きを見るためについつい押してしまいそうです。

実は、ブライトリングのクロノグラフは先ほどご紹介させていただいた「コラムホイール」の他に、「垂直クラッチ」という摩擦板で動力を伝達する方式が採用されたムーブメントです。
「垂直クラッチ」の他には「水平クラッチ」という構造があり、どちらも優れた面を持つ伝達方式です。
「垂直クラッチ」の特徴は、スタート時のクロノグラフ秒針の針飛びが起こりにくいことや輪列への負荷や摩擦が少ないこと、プッシャーを押した際の感触が滑らかになるといったメリットがあります。
34個の人工ルビーを「目」で楽しむ
ムーブメントを眺めていると、赤く丸いパーツをいくつも見ることが出来ます。
これは、人工ルビーから作られる「受け石」というパーツで、耐震装置の一部です。
公式ホームページの詳細欄に「石数」と記載されているのはこのことです。
具体的にどんなパーツを守るのかというと、代表的なものに「テンプ」を中心で支える「天真」があります。
この「天真」というパーツは、両端が髪の毛と同じくらい細いため、衝撃を受けると簡単に折れてしまいます。
こういった繊細なパーツを衝撃から保護するために用いられているのが赤く丸いルビーなんです。

ルビーが採用されている理由としては、硬度が高く、摩耗や摩擦を抑える事にも適しているからです。
加えて、酸やアルカリ、潤滑油などでも変質しない特徴も機械式時計のパーツとしては優れています。
ルビーと聞くと宝石のイメージが強いですが、機械式時計では工業材料としての性能が評価されているのは驚きですね。
終わりに
ブライトリングのマニュファクチュールムーブメントである「B09」の見所、お伝えできましたでしょうか。
シースルーバックは、単に時計の裏側が見えるというだけでなく、職人技術や時計そのものの歴史を嗜むことができる贅沢仕様です。
歩行中にパワーが溜まる自動巻きも便利で素敵ですが、自分自身でゼンマイを巻き上げて動力を伝える所作も素敵だと思います。
既にシースルバックのお時計をお持ちの方は、さらに愛着を深める意味でも、改めて鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
ブライトリングブティック京都店では、お時計のご試着もしていただけますので、ぜひ一度お試しください。
今回ご紹介させていただいたモデルはこちら
【ナビタイマーB09クロノグラフ41】
品番:AB0950211B1A1(ブレスレットタイプ)
価格:¥1,166,000-(税込)
ムーブメント:手巻き(ブライトリング マニュファクチュール キャリバー B09)
ケース素材:ステンレススチール
ベルト:ステンレススチール
防水:3気圧防水
ケースサイズ:41mm

