クロノマットの歴史
5月に入り、やっと天気も落ち着いてきたでしょうか?夏が来て欲しいような欲しくないような感じですが…夏は緑がいっぱいで青空にも映えるお色だなあと感じます。本日は美しい緑文字盤を持つ「クロノマットB01 42」をご紹介します。
ブライトリングの2大パイロットウォッチといえば、「ナビタイマー」と「クロノマット」です。クロノマットはナビタイマーよりも頑丈で無骨なイメージを持つ方が多いですね。実際の機能もその通りで、機能性を充分に兼ね備えているお時計です。「プロ」の計器に特化したハイスペックウォッチを身に付ける喜びは、この「クロノマット」だからこそ味わうことができるのではないでしょうか。

ブライトリング
クロノマット B01 42
品番:AB0134101L1A1
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ(ブライトリング01)
ケース素材:ステンレススチール
ベルト:ステンレススチール
防水:200m防水
サイズ:42m m
価格:¥1,254,000-(税込)
「クロノマット」の歴史は1970年代に遡ります。1970年といえば時計業界には衝撃的な出来事がありました。それは「クオーツ危機」です。クオーツ時計の量産型販売は機械式時計の売れ上げを人気と共に下げる結果となり、多くのブランドが経営危機に陥りました。当時のブライトリングの経営者、「アーネストシュナイダー」は3つのモデルをアビエーションの柱に置きました。それが「ナビタイマー・クロノマット・エアロスペース」です。クロノマットはこの3つの柱の中に入っていました。彼は「プロフェッショナルに特化した」機械式時計を作ることでクォーツに対抗したのです。この危機を脱するために「新生の象徴」としてクロノマットは製作されました。
ベゼルの秘密

クロノマットを見てまず目に飛び込んでくるのは、この大きな「ベゼル」と言われる部分です。これがあることによって同じサイズのお時計でも頑丈に見えますよね。もちろん、ただ頑丈に見えるからという飾りでデザインした訳ではありません。プロフェッショナルウォッチとしてのきちんとした役割がございます。
まず1つは、ダイバーズウォッチとしての機能です。ダイバーは海に潜る際に酸素ボンベなどの残量を確認するために時間を測らなければなりません。このベゼルは「逆回転防止ベゼル」になっているため、逆回転することなく、正確な時間の経過を刻み、集中して任務に臨むことができます。プロのダイバーにとっての命綱でもあります。


2つ目は、パイロットウォッチとしての役割です。クロノマットがパイロットウォッチと知らない方も多いですが、実は空の上でも大活躍なお時計なのです!9時位置にある「45」の部分と3時位置にある「15」の部分のライダータブを入れ替えると「カウントダウン」方式で時間を計ることが可能です。これも知らない方が多いのではないでしょうか!
この機能を搭載した経緯はイタリアの空軍である「フレッチェ・トリコローリ」からの依頼を受けてでした。飛行機を操縦する際の主なイベント、「エンジン始動・離陸・着陸」に使用します。また民間航空機のパイロット以外にも、空軍での重要な任務の最中にも大活躍です。プロからの依頼を受けるくらいの技術力をブライトリングは持っていたということです。


さらにはベゼルを装着することにより、文字盤を覆っているガラスを守ります。このガラスにもこだわりが!全ての「プロ」にとって大事なのは「視認性」です。そのため、ブライトリングのケース径は他ブランドに比べると大きいです。そしてガラスには「両面」に無反射コーティングが施されております。天敵である紫外線から文字盤を保護してくれます。
角がないブレスレット?


クロノマットといえば、この特徴的なブレスレットです。腕時計の全ブランドを探しても見ないデザインではないでしょうか。1コマ1コマをよくみると、丸みを帯びた形をしております。この筒形からフランス語で「ルーローブレス」と呼ばれております。実はこの形こそが、まさにプロフェッショナルのための時計を作る上で欠かせない工夫なのです。ルーローブレスレットは角がない分、腕によく馴染みます。日常生活でよく腕を曲げたり、机に腕を乗せる行動をするとは思いますが、その際にも角があるブレスレットは痛みを感じることもあります。しかし、この丸みを帯びた「ルーローブレスレット」はそんなことはなく、非常に滑らかです。そして腕時計を脱着させる「バックル」部分にもぜひ注目していただきたい!


クロノマットのルーローブレスレットはどこが繋ぎ目か分からない程、すっきりとしております。腕を机に置く際も変にぐらついたり、洋服の袖口にも引っかかることなく過ごすことができます。ちょっとしたことですが、せっかくの高級時計がそのせいで邪魔になってしまうのは勿体無いですね。安いお買い物ではないからこそ、徹底してこだわりたいポイントです。
新しい品番のグリーン文字盤と比べてみた!
本日掲載しているクロノマットはグリーン文字盤です。深い緑は目立ちすぎず、スーツにもカジュアルなファッションにも馴染みやすいと思います。今、店頭にあるこのグリーン文字盤は生産終了となっております。新しく入ってくるクロノマットグリーン文字盤は少し薄いグリーンで同じような深みはございません。比べてみると、写真のような感じです。若干落ち着きのあるグリーンで、廃盤のモデルの方が色がはっきりとしております。


いかがでしたでしょうか?普段目にするモデルでも、細部まで深掘りしてみると、何に使う部分なのか分からないことの方が多いと思います。ただ見た目がかっこいいから作ったのではなく、きちんと意味のある構造、デザインとなっております。今の時代の日常では使わないという声も多く聞きますが、それでも作り手の考えや意図を知っておくと面白いですよね。よりお時計に対しての思いが強くなるのではないでしょうか。
「無金利分割」という買い方
ブライトリングブティックでは「無金利分割」の購入方法を提案しております。一括で一気に現金を落とすよりも、無金利であれば分割にしてお支払いすることと変わりはございません。気持ち的にも楽かと思います。このご時世だからこそ、お得にお買い求めいただける方法を皆様にご提案させていただいておりますのでお気軽にご相談くださいませ。
例えば、本日ご紹介している「クロノマットB01 42」であれば、月々¥20,900-(税込)×60回でご購入可能でございます。
投稿者:小野